建築プロデューサーの流儀

人間が影響を与えることができない「光」と「風」

建築をデザインする際の絶対条件として、自然環境を取り組むことをしています。人間が気持ちよく生活するためには、因数分解すると様々な要素を出すことができますが、その中でも、人間がどうすることもできない自然とは向き合う必要があります。土地や建物は、それぞれ独自の自然があり、その独自性を読み込んでデザインしています。卓越風や日射角度、周りの建築や自然環境との関係性など。BELSなどの温熱環境に関する指針は浸透しつつありますが、その上で、それぞれの独自性をデザインしていくと本質的に気持ちよく生活できるはずです。等々力街区計画では、自然と共存するためにロジカルにデザインを進めていきます。

*等々力街区計画は、世田谷区の等々力渓谷の近くにあり、建築設計条件付きの4つの街区からなる土地販売プロジェクトです。21766803_1461996770514485_1416291294581917505_n.jpg画像は、モデルプランでの秋の日射のシュミレーションです。

2017.09.29

おまんと祭り〜愛知県高浜市〜

わたしの生まれ故郷である愛知県高浜市で年に1回行われる「おまんと祭り」が今週末の土曜日、日曜日に開催される。1803年から続いている祭りです。どういう祭りかというと、神社に手作りの馬場を組み、馬を走らせ、その馬に人がつかまり一緒に走るという、、、普通では考えられない祭りです。わたしも中学生まで法被(はっぴ)を着て、馬に掴まり走っていたのが懐かしい。よくやっていたなと。馬に掴まるのがうまい人は英雄でしたね。逆に、けがをする人も続出。

この祭りは、雨乞い祈願の他、御礼や遷宮の時に馬と獅子を奉納していたものといいます。円形馬場を猛スピードで滑走する馬に次々に飛び掛かり、その胴体にしがみつく。中には激しい馬の脈動に振り落とされる者もいます。しかし、ひるむ事なく全力で向かってゆきます。それは、この土地に恵み、幸いをもたらしたいと願う若者たちの強い祈りなのでしょうね。豊漁、雨乞い、人の営みに不可欠な作物への祈り。人と馬が一心一体となって、共に生きる糧を得るために疾走するひたむきな姿です。

愛知県高浜市は名古屋から40分くらいで着きます。ご興味ありましたら、是非、伺ってみてください。

春日神社境内(大山緑地) 愛知県高浜市春日町2丁目

紹介動画

https://www.youtube.com/watch?v=Mfrl268tWOE&feature=share

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写真:高浜市観光協会

2017.09.28

等々力街区計画

"等々力街区計画"募集間近します

等々力渓谷のすぐ傍ら、豊かな自然を感じられる都内でも稀有な場所。

まるで渓谷からこぼれ出た緑の中に暮らすような、中町1丁目に、この場所ならではの豊かな暮らしが実現できる4棟からなる住宅を街区からデザインいたします。

キーワードは「100 年後の街つくり」

気候・風土・歴史・文化を読み込んだデザイン、建物だけではなく街区からデザインを包括的にプロデュースすることでエリア全体の価値をあげていきます。

9/29には、WEBサイトもオープンいたします。ご期待くださいませ。

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2017.09.27

簡易宿所「相楽ホーム」

NENGOにて今年1月に取得した簡易宿所「相楽ホーム」のリノベーションがはじまった。川崎市川崎区日進町は、戦後の高度成長期に、日雇い労働者の方々が住まわれていた簡易宿所が集まるエリアである。しかし、今は日雇い労働者の方々は姿を消し、猥雑なエリアとして周囲から認知されている。我々は、日本が元気であった頃の日本らしさを継承し、街並みを変えず、街を変えるために踏み出しました。日進町に新しい息を吹きかけます。どうぞ、お楽しみに。

写真:川崎経済新聞撮影

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2017.09.21

中村家住宅

先日、中村つながりで中村家住宅を拝見しました。戦前の住宅がほとんど残らない沖縄において、もっとも沖縄らしい貴重な存在。18世紀中頃に建築されたようです。屋根は、暑い地域だからこそ空気層や通気層が設けられていています。生きるための知恵ですね。現代の大多数の建築は、供給者が儲かるための知恵で建てられているように感じます。
http://www.nakamura-ke.net

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2017.09.14

備瀬のBirth the suite

我が家を設計いただいたNIIZEKI STUDIOによる「Birth the suite」にようやく訪れることができた。10歳以上でないと宿泊ができないので残念ながら泊まることはできなかったのですが、備瀬の地域にどのように馴染ませているのか、よく理解できました。路地を歩いていても、その存在感はなく、フクギの隙間から「これだ!」とようやく見つけらる外観。しかし、フクギの隙間から覗くとそのクオリティの高さに目を奪われます。必要最小限の広さに設計されていると思いますが、外部環境をうまく取り入れ、陰影礼賛の室内でしょうね。備瀬のまちに、必要な建築。備瀬のまちだから、このデザイン。必ず宿泊したいホテルです。

http://www.birth-bise.com

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2017.09.10

稲村の森の家

いつもお世話になっているフジワラテッペイアーキテクトラボが設計した「稲村の森の家」を見学してきました。サザンオールスターズの稲村ジェーンで有名になった稲村ガ崎から北に向かい、山の入り口に佇んでいます。 ギャラリー、カフェ、住宅の複合的用途の建築ですが、外観は周囲の山々に溶け込み、室内から外部の自然を感じられることができます。また、設計さんとお施主様にてペイントされたポーターズペイントのブルー(inamura blue)はダイナミックであり、また、山々の緑や木質の建材、そして遠く海を望む空間を豊かにしています。「二日間かけてみんなで塗りました!」とお施主様。お子様も小さく、「傷がついてもタッチアップですね」と、私と家との付き合い方は似ています。それにしても気持ち良かったです。 カフェは、稲村ガ崎の森ということで「INAMORI」。こだわりの食材があり、通いたくなりますね。駐車場もあり、湘南旅行の際は是非お立ち寄りください。 http://inamura-inamori.com unnamed-2.jpg unnamed-1.jpg unnamed.jpg

2017.09.02