nengoインタビュー

MISAWA・international株式会社 代表取締役社長 三澤 千代治氏(左)

兵庫県芦屋市の奥池に一区画が最低500坪で定期借地権70年の住宅の街をミサワホームがつくってからずっと三澤 さんに興味がありました。そして、ミサワインターナショナルを立ち上げられHABITAという住宅のブランドをつくられたと話を聞きました。その住宅はまさしく私が普段考えていることが実現されている家だったのです。お会いしたい気持ちがどうにも収まらなくなり、100NENGOのインタビューという形でとうとうお会いすることができました。

的場
本日はお時間いただきまして有難う御座います。ミサワインターナショナルの作る家に大変興味があったのでお会いできて光栄です。さて、早速ですが、日本の街並みについてご意見をいただけますか?
三澤 氏
世界中から色々なデザインが集まってきて、美的センスのない人間が確認申請を下ろしてしまっているので、街並みを壊してしまっている。
的場
どのようにすれば街並みが良くなるとお考えですか?
三澤 氏
簡単なことから言うと、軒の線を合わせるとか、屋根の色を統一するだけでも綺麗な街並みになる。太陽光パネルで統一するのも一つの方法。
雷山2010 雷山2050 雷山2200
的場
HABITAという住宅を提案をされていますが、なぜここに辿りついたのですか?
三澤 氏
1つの家よりも街が重要と考えていて、だからHABITATION。そして、家というのは子供のためにあり、子供が良く育つ家でないといけない。そのためには、家の中でコミュニケーションが取り易くするため、襖や障子で間仕切りされていて、どこで誰が何をしているのかがわかる家族が一つになれる家が良い。そして、躯体の木は、地産地消で、大断面、乾燥材、集成材を表しで利用すべきと考えている。
的場
地産地消を目指す理由を具体的に教えてください。
三澤 氏
まず、日本の木が白アリ対策などの点でも優れているという点。理想は緯度1度以内の材料を利用したい。そして、今までの住宅価格の3分の1が運賃なので、当然近い場所から材料を運びたいし、結果として二酸化炭素の放出を減らすことが可能になる。
的場
最後に日本の伝統・文化についてお聞きします。日本の家が優れていると思われる点は?
三澤 氏
①衛生的な上足文化②引き戸、障子③床の間、神棚④湯の文化⑤懐かしい木の文化
的場
湯の文化とは?
三澤 氏
湯に入ると、血のめぐりが良くなり、健康を保ち、なぜか反省する。
湯に入ると、体がほてってすぐ眠れないので、新聞を読んだりテレビを
視たりして勉強する。
外国には、湯という文化がなく、湯は「hot water」熱い水という。
湯は、日本特有の文化なのだ。

MISAWA・international 株式会社 代表取締役社長 三澤 千代治氏

1938(昭和13)年3月29日新潟県生まれ。
1960(昭和35)年日本大学理工学部建築学科卒。
同年三澤木材(株)入社。
1967(昭和42)年ミサワホーム(株)を設立し、4年後の1971(昭和46)年株式を上場、 上場会社最年少社長(当時33歳)となる。 その後ミサワホームを業界大手の住宅会社に育てる。
2003(平成15)年12月36年間務めた社長の座から降り代表権を持たない名誉会長に退い た。
2004(平成16)年8月6日名誉会長も退任した。
2004年(平成16年)ミサワインターナショナルを設立、「再生できる家」を標榜し、
200年住宅の普及に取り組んでいる。