さまよえる日本の住宅 ②戦後
日本の住宅は現在30年以下で壊してしまっています。ローンの返済期間とほぼ同じです。これは先進国の中で飛びぬけて短命です。なぜでしょうか?と質問をすると、ほとんどの人が「頑丈な家を工務店が作っていないから」と答えます。また、「経年変化を楽しめる家がないから」という答えももらいます。私はそもそも日本人は自分の家に愛着をもっていない、建物に価値を見出していないと思うのです。土地本位制でやってきたために、自然と建物は二の次になってしまっているのではないでしょうか。そうなると現在のデベロッパーやハウスメーカーのプロが建てている建物があのレベルであることの説明がつきます。仕方ないのです。戦後政府は税金をとる策を考えたときに、土地に税金をかけることにしました。そして、国民に家族単位で地に足をつけて落ち着かせようと、ボートピープルなども陸に上げ、マイホーム購入を呼びかけました。それが現在の持ち家・マイホーム信仰にも繋がっています。ただし、無理して家つくりをしていることもあり、それなりの住宅しか作れていません。因果応報と言いますが、現在の住宅・街並みができあがったのには、原因があるのです。ただ、これからの家つくり・街つくりがこのままで良いとは思えませんが。
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2008.10.17
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