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木の家

 先日お会いした隈研吾さんもおっしゃっていましたが、東京を木の家で埋め尽くしたいと。日本は昔木の家ばかりでした。そのために大火に襲われた経験がたくさんあります。実はそれって、日本だけのことではなく、ロンドン、パリ、ベルリン、さらにはアルプス以北のヨーロッパ主要都市のほとんどが大火に悩まされて続けていたのです。なぜそれがなくなったのかというと簡単なことで伝統的な木造をやめ、煉瓦や石で家を建てるようになったのです。ではなぜ、日本はそうしなかったのでしょうか?原材料がなかったわけではありません。しかし、木造をやめることには至らなかったのです。ただ、現代の木造住宅を見て感じるのは、外から木が見えません。確かに構造は木なのですけどね。これでは、隈さんがおっしゃっていた木の家とは違うと思うのです。煉瓦や石で家をつくるのではなく、新建材で家をくるむことを選択した日本、本当にこれで良かったのでしょうか?

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