nengo memo

2009年3月(10)

Geoffrey Bawa (ジュフリー バワ)

 昨日も笈川さんと話題になったBAWA。niizeki studioに教えてもらって久しいが、やっと日本でも注目を浴びるようになってきた。今まではウエブサイトでもまともな写真を掲載しているものはなかったのだが、やっといくつか出来てきた。http://www.kersol.net/magazine/vol4/1写真を見ていると今年も行きたくなってきた。さあどうしよう??

商店建築 4月号

 商店建築の笈川編集長にお会いしてきた。来月号にはポーターズペイントがふんだんにご利用いただけているイソダ設計の箱根の旅館「あうら橘」が掲載されている。笈川さんは相変わらずのパワーとバイタリティで、話しをしているだけで、元気にしてもらうことができた。私のやろうとしていることを応援してくれるとのこと。1000人力なのは間違いない。「的場さんはなんかやってくれそうな顔をしている」とも言ってもらえて、久し振りに気分が良くなっている。そして、スリランカ絡みや大島関係で一緒に何かやれるかもしれません。とりあえず秋にはスリランカにご一緒しようと思う。


 

誰と組むか?

 日本の街並みを変えるにはやはり政治が変わらないといけないと思っている。それを先頭に立ってやっていけるのは誰なのだろうか?石原都知事は東京を東のベニスにしようとしていたり、街並みについての言及が多く、力もあるように感じるのだが。ただ、新銀行東京などの失態もあるのでどうなのかちょっと心配ではある。

旧朝倉家住宅とヒルサイドテラス

  代官山にある旧朝倉家住宅を見てきた。大正8年に建設された住宅で、戦後、社団法人中央馬事会へ売却されたり、国の所有になっていた。そして、平成16年に国の重要文化財に指定され、以来渋谷区の管理となった。もともとオーナーである朝倉虎治郎は材木店でも働いた経験があるようで、材の選び方は素晴らしい。そして、このような大きなお屋敷が残っていることは奇跡に近い。普通なら売却され、土地が小分けされていき、街並みがガタガタになっていくものだが。朝倉家の何かしらの働きがけがあったに違いない。しかも、ヒルサイドテラスという街の開発まで行った。建築家、槇文彦の力も相当大きかったはずだ。この35年かけた街作りは、現在の大手デベロッパーには間違いなく無理だろう。私自身、文化を発信し、国益になる街つくりをやっていきたいものだ。

 

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スタジオA建築設計事務所

 久し振りにスタジオA設計事務所の内山さんにお会いした。高級な住宅を多く手掛けるイケメン建築家だ。私もお邪魔するMONOPOLEという中目黒のワインバーもデザインされた方だ。不景気をどのように生き抜いて行くかというのが一番のテーマだったのだが、一番肝の内容は秘密にさせてもらう。話の中で興味をもったのは、建築中の現場での廃棄物の多さにいつも嫌気がさしているということ。だから弊社のおんぼろ不動産マーケットにとても興味をもってくれていて、しかも、「おんぼろ」という言葉を前向きにとらえてくれている。いやあ嬉しいー。わかる人にはわかるのだ。内山さんは環境に対してとても厳しい意見を持っている。きっと何かしらやってくれる気がする。それと家具屋の話にもなった。やはりIKEAがスゴイと。無垢の家具もあるらしい。そういえば、一昨日会った元イデーのスタッフも今ではIKEAを愛用しているらしい。最近やたらと話題のIKEA。久し振りに見に行こうと思う。

 

villa bianca と villa fresca

 先日、土曜日にも関わらずおんぼろチームKに呼び出され、お客さまのご案内に同行してきた。villa biancaの地下にはFONDA DELA MADRUGANAというメキシカン料理屋がある。ここは友人Kの結婚式の2次会を開催した思い出の場所だ。私が幹事をやったのだが、300人以上集まってもらったので、私は受付から離れることはできなかった。店内の天井などを壊し、30万円以上の補償をした覚えがある。それにも関わらず20万円以上利益が出て、本人達に寸志として渡した。新婚旅行から帰ってきたKから渡されたのは勿論Tシャツ一枚だった。そんな想い出のvilla biancaは格好良い。1Fのイタリアンもナカナカ渋い。私は住みたい。でも金額が高い。もうちょっと年とったらvilla frescaが良いかもしれない。坂倉さんの設計なので品がある。やはり建築には品が重要だと思う。そして古くとも価値の落ちない建物が当然良い。こちらにも住みたい。

 

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ホルテンさんのはじめての冒険

 ホルテンさんのはじめての冒険を観た。ノルウエーの映画で、フランス映画に近く、多少のユーモアはあるのだが、私の睡魔には敵わなかった。3分の1は寝ていた。最終的に何が言いたかったのか考えたのだが、女性のスキージャンプを世界的に正式競技として認めてもらうための映画に思えた。内容はイマイチだったが、いくつかの家庭のインテリアを見ることができた。とてもスッキリしている。なぜ日本の家庭とはこれほど違うのか。我が家のことも気になり、冬服の整理や収納をやりなおした。度々やっているのだが、そのたびに捨てるものが大量に出る。物を持たない生活に憧れる今日この頃だ。

家の履歴書

 本日の日経新聞によると大和ハウスやパナホームが家の履歴書の整備に乗り出したようだ。こうなると中古住宅の市場が拡大される。そして街並みの安定にも繋がる。是非頑張ってもらいたいものだ。そういえば、nengoの仲間であるサムシングホールディングスの前社長も随分前から家歴書をつくっていこうとおっしゃっていたな。

 

さまよえる日本の住宅 ⑫設計フィーと経費及び利益

 ハウスメーカーで家を建てると基本的に見積書に設計フィーの記載がない。消費者はそれを当たり前と思っているところがある。そして、工務店や建築家に家つくりを頼むとその費用が発生するから高いものになり損をすると本気で信じている人もいる。日本ではソフトにお金を払うという感覚がない。その点では、日本はまだまだ発展途上国で、建築の世界ではとても先進国には入れない。このことが日本の街並みの酷さにも直結していると思う。見積もりの話が出たのでついでに話しをすると、住宅を建てる場合の経費と利益について。例えば、1件2000万円の家を建築するとする。そうなると建築会社は経費と粗利で25%の500万円は必要となる。これは常識なのだが消費者には理解されない。ということで、見積書からは粗利(利益)という項目は削除されるし、経費についても金額を下げ、他の項目にその下げた分の金額をふかすことになる。こんな見積もりが当たり前に蔓延っていては建築業界は将来は暗い。どうにかしたいものだ。

ライティング・フェア2009

 明日からビックサイトで開催されるライティングフェア2009に弊社でご自宅の建築を携わらせていただいた園部さんの展示がある。有機EL光源という次世代照明光源を開発している有機エレクトロニクス研究所が、フェアの中で有機ELラウンジというブースを設け、ソノベデザインの「有機ELシャンデリア」を展示しているそうだ。住宅において照明がどうあるべきかを知り尽くす園部さんの活動が気になる。日本で公になるのは初らしい。時間の許す方は是非ご覧あれ。