nengo memo

2009年6月(11)

つみきのいえ

 アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」の絵本を読んだ。水位が上昇し続ける街で、つみきのように家を積み重ねて一人その街に住み続けるおじいさんのお話だ。とても可愛らしい絵なので、子供用の絵本かと思えばそうでもない。実は大人に読んでもらいたい、というか読むべき本だと思う。作者が言いたいことが2点だけはっきりと伝わってきた。まず、地球温暖化の影響で多くの国で海面の水位が上昇してきていることを危惧している。ツバル共和国を思い出す。ツバルは近い将来、世界で一番はじめに海面に沈むことになる国である。絵本の中では、水位が上昇している理由など全く触れていないので、なお恐ろしく感じる。我々の住まいである地球を大切にしていかないと我々は当然のことだが住まいを無くすことになる。そして、2点目は日本人が自分の家に愛情をもっていないということ。平均26年で家を壊してしまっていて、自分の思い出や歴史を簡単に破壊してしまう日本の住宅事情を危惧している。絵本の中では、海中にある昔生活をしていた部屋に入るたびに思い出に浸ることになる。昔を懐かしむのは年寄りのやることだと言うかもしれない。私は昔を懐かしんで何が悪いと言いたい。歴史が刻まれ、経年変化が楽しめる家が良いに決まっている。人間だってそうだ。人間は生まれてから日々価値が上がっていく。それに比べ日本の住宅が日々価値が下がっていくのが残念でならない。
家も家族であるべきと思う。

不動産トラブル

 知人の不動産取引のトラブルに顔を突っ込む機会が多くなっている。特に不動産物件を借りていて、それをオーナーに返すときに問題が多く発生している。入居するときは担当した不動産屋も手数料が欲しいばかりに一生懸命に仕事をするのだが、退去するときは全くと言って良いほど力を発揮しない。借りる側は入居時に保証金を積んでいるので、その精算で揉めることになる。この傷は誰がつけたのか?エアコンが壊れているけど誰が直すのか?等等、オーナーもなるべく素人の入居者に責任を取らせようと必死になる。プロに脅されてしまうと素人の方々は泣き寝入りをする場合が多い。今回は10年以上も入居してくれていた人に対してオーナーはクレームを散々言っていて、50万円以上の保証金は返金せず、しかも50万円くらい払えと言っている。ひど~い。新宿のぼったくりバーの方がまだ良い。10年以上も住んでくれた人に感謝する気持ちはないのだろうか?きっとこんなオーナーはこの先良いことは無いはずと思う。それにしても仲介している不動産屋もしっかりして欲しい。こんな不動産業界だからいつになっても日本の街も良くならないのではないだろうか。

地鎮祭

 地鎮祭に出席してきた。地鎮祭とは土木・建築工事を始める前に行う、その土地の氏神さまを鎮め、利用許可をいただくための儀式のこと。一般的には安全祈願のための儀式という位置づけになる。最近ではやらない方が多くなってきている。私は細かい業務をしていないのだが、地鎮祭に参加させていただくだけで身が引き締まる。施主さんが素晴らしい方々だったということもあるけれど。現場監督や担当営業はもっと緊張したことと思う。こういう良き伝統は残していかねばならない。

エコビレッジ

 いつもお世話になっているMUJI.netの土谷様より、お誘いをいただいた。
とても急な告知になってしまったが、参加してみてはいかがだろうか。

以下は土谷様のコメントです。
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土谷です「五島に暮らそう」というテーマで皆さんとお話ができればと思います。
5月の終わりに偶然にも五島列島に行く機会がありました。
そしてその地でエコビレッジ構想を手がけている濱口夫妻に出会いました。
その試みは美しく、そして志の高いものでした。
ぜひ今回みなさまに、その話を伝えたいと思い、機会をつくりました。
経験豊富な講師、エコビレッジを撮り続けている写真家瑳山さん、パーマカルチャー
リスト四井さんも一緒に話します。滅多にない機会かもしれません。
ぜひおいで下さい。
当日はおいしい五島うどんもみんなで食べたいと思います。
できれば人数を把握したいので、出席に連絡をいただけるとうれしいです。
Tsuchiya_sadao@yahoo.co.jpまで。
6月22日(月)19時~ @ムジスタジオ

コミュニティー会費 \1000
主催:comune comune (コムーネコムーネ)

こんなかたはぜひ来てください、お友達もお誘いください。

・五島が気になる人
・島暮らしに憧れている人
・エコヴィレッジに興味がある人
・自給自足を目指す人
・半農半◯◯を模索中の人
・とにかく東京を出たい人
・自然の中で暮らしたい人
・パーマカルチャーをきいたことがある人

  *マイお椀、マイお箸を必ず,ご持参ください。
*飲み物、おかず、おつまみ、持ちより歓迎です~!

禅zen

 禅zenを観てきた。曹洞宗の開祖道元の話だ。道元は座る(座禅)ことが最高の修行とし、社会や人の心が荒廃した鎌倉時代の人々を救った。今の世の中にも通じるからこそ、この映画が今興行されることになったのではないだろうか。戦後無視し続けてきた日本人の倫理観を取り戻させる一助になるような映画だった。多くの人がこの映画を観ることで、街並みも美しくなるのではと感じた。

緑のカーテン

 昨日、MUJI STUDIOにおいて、「IDEE GREEN SEMINAR」が開催された。菊本るり子さんの緑のカーテンの講演がとても刺激的だった。断熱工事も行っている私としてはとても興味深い内容だった。また、マンションのリノベーションにおいても、とても有効なアイデアと思う。これからは緑で覆われるマンションが間違いなく増えると感じた。街並みも美しくなることを期待したい。興味ある方はこちらへhttp://www.midorinoka-ten.com/

みんなで考える住まいのかたち

 昨晩、MUJIとポーターズペイント共同パーティーを開催した。MUJI STUDIOが閉鎖されるから何かやろうよとのTさんからお誘いからスタートした企画だった。せっかくなのでということでTさんにプレゼンを行ってもらった。現在のMUJIの取り組み(みんなで考える住まいのかたち)と五島列島のエコビレッジについてのプレゼンだった。とっても面白い内容で、みんなから感謝された。犬同伴だったりのプレゼン方法も良かった。Tさんと共にこれからの日本の住宅、街をつくっていけたら楽しいと思う。

TIME & STYLE WESTEND

 TIME & STYLE WESTENDに行ってきた。東京のタイム&スタイルのお店よりも頑張っていて、格好良く見えたのは気のせいであろうか。ここまで格好良いと九州のインテリア業界ではトップを突っ走っているのは間違いないだろう。インテリア業界全体に言えることだが、これからは一般の方にどれだけ広めることができるかが問題となってくると思う。

へザーブラウン

090607-154953.jpg 090607-155010.jpg 090607-155023.jpg ハワイのサーファーであり、アーティストであるへザーブラウンの絵を見に行ってきた。こんな絵が家の中にあったら気分が良いだろうけれど、私の部屋にはちょっと合わないかな。 090607-154827.jpg 090607-154841.jpg 090607-154901.jpg 090607-154918.jpg 090607-154932.jpg

コモンハウス イン生田

 元TデザインシステムのKさんが運営しているコモンハウス イン生田のバーベキューパーティーにお呼ばれして行ってきた。20代から30代の男女9人がシェアルームとして住んでいる。シェアルームの経験がない私はとても興味をもってお邪魔してきた。住んでいるメンバーは素晴らしい方ばかりで、私も一緒に住みたくなった。シャワーやトイレなど、男女で住んでいると問題があるのでは?とも思ったのだが、なんとかうまくやっているようだ。個別にも話しを聞いたのだが、コミュニケーションを取るのが下手な世代の人間がここに住むことによって得るものは大きいようだ。本人達がそれを自覚しているのだ。きっと街にも良い影響を与えるのではないだろうか。

「お通し」はなぜ必ず出るのか  子安大輔著

 私の知人が本を出した。飲食業だけでなく、一般ビジネス書として大変面白い内容だ。また、nengoにも関係する「開発への違和感」と題する段があったので紹介しておく。

「経済的な面から考えれば、再開発を行うことは正解なのでしょう。(中略) 古くからの商店街や街並みが地震や火災などの災害に耐えられないために、取り壊して再開発を行うという理屈もよくわかります。けれども、そのために風情のある建物や景色が徹底的に損なわれ、代わりに誕生する大きな施設がまるでどこかのビルをコピーしただけのようなものだったとしたら、やるせない気持ちが湧いてきます。(中略)日本全国どこの土地に行っても似たような店ばかりという現在の状況は、文化や風俗という観点から見ると、かなり気持ちの悪いことになっているのではないでしょうか」

 

やはりわかる人はわかっている。こういう人を増やすことを真剣にやっていかないくてはならない。