陰翳礼讃 谷崎潤一郎

「東海道を下って来て、汽車の窓から見たところでは、名古屋までは家の建て方や自然の風物に東京の匂がするけれども、名古屋を越すとそれが全く跡を絶って、はっきり関西の勢力圏内へ這入ったことを感ずる。」と谷崎さんは書いています。昭和一けたの時代だと思います。今では、東京も大阪も家の建て方は変わらないのですよね。下手したら北海道と沖縄も同じ家が建っているかもしれません。地域ごとに差別化しないと色々な意味で厳しい時代がやってくるはずですので、建築に携わる人はちょっと考えましょうね。
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