仕立てる賃貸

「仕立てる賃貸」は、古い賃貸マンションを再生し、未来に残していくべき建物と街並みを守り続けます。
そしてこの仕組みは、自分のライフスタイルを反映させた「愛着のわく空間」が手に入る、新しい賃貸の仕組みです。

従来のように、最初から内装の仕上がった部屋に暮らすのではなく、入居者様とオーナー様が一緒になって間取りから考えリノベーションすることで、賃貸物件でありながら自身で設計した部屋に住むことが可能となります。

そしてリノベーション費用はオーナー様が負担してくれるため、入居者様は費用を必要としません。
また建築やデザインを生業にされている方であれば、お客様に訪れてもらうことでご自身のショールームとすることもできます。

自分らしく暮らせる「愛着のわく空間」を手に入れ、豊かな暮らしをつくることができるのが、仕立てる賃貸です。

光と風の抜ける、仕立てる賃貸

PORTER'S PAINTSを取り扱っていることによって、建築家・デザイナーとたくさんの繋がりがNENGOにはあります。
そして、今回の物件は、「建築家」にお声がけしました。
なぜなら入居者様が自身で設計を行い、リノベーション費用を負担せず住まうことで、オーナー様や近隣の方と良好な関係を築き、将来、次の住まい手へ住み継いでいける、より良い物件へと仕立てることができるからです。
また建築家の方にとっては、自身で設計した建物をショールームとしても使用することができるため、実際にお客様を家に招き、見に来てもらうことが可能となることもメリットの一つです。
その結果、入居者様はもちろん、賃貸物件オーナー様にとっても双方満足のいく住まいとなりました。
この物件がなかなか成約されなかった一つの要因と想定されていた、光と風が通らないという短所が、リノベーションを通して「光と風の抜ける」最高に気持ちの良い家へと生まれ変わりました。
そして、今後この建物が住み継がれていくことで、より良い街つくりへと繋がっていきます。

丁寧に「ラフ」を仕立てる

もともと工場として利用されていたお部屋を「らしさ」をいかした賃貸住宅にコンバージョンしました。

リノベーション費用が限られていたため、仕上げまで完璧にすることは望めませんでした。
しかし、この状況を逆手に取り、素材感のある、ラフな仕上げによって、物件の魅力を引き出すことにしました。

この物件の最大の特徴(チャームポイント)である「天井高」を最大限にいかし、壁は既存のブロックへ塗装、そして絵描きを生業としている入居者のために、壁の一部を大きなキャンバスとしております。
床は「ラーチ合板」という通常は仕上げに使わない材料で施工しました。
「丁寧に「ラフ」を仕立てる」というコンセプトに沿った仕様が、アーティストという住まい手の世界観と交わった仕立てになりました。

プレタポルテに仕立てる

オーナー住戸であった大きなワンフロアが舞台で、フロアを3部屋3世帯に区切って構成しました。
空間のポテンシャルを最大限活かすため、ライフスタイル別に複数パターンの空間を提案し、さらに住まい手の「自分らしさ」を付加できる余白を残しました。
それぞれのお部屋は、入居が決まった新しい住まい手とともにデザインを進め、スイッチプレートなど細部の素材にまでこだわったAタイプ、住まい手のご職業(アパレル)からデザイン性を保ちつつ機能面を手厚くしたBタイプ、クラフト感を少し抑えたCタイプ、が完成しました。
仕立てる前から仕立てた後のイメージはありましたが、住まい手の想いとこだわりが付加され、全く異なる表情の3部屋となりました。